【活動報告】9/7みかん畑教室「様々な害から作物を守る」
真夏日となりましたが、海の青さや空の高さに季節の移ろいを感じる一日でした。
講義は“様々な害から作物を守る”。折しも、翌日は気象災害である台風が小田原を直撃。敷地の状況がどうなっているか心配です。講師の森谷さんいわく、「想定外」をなくす第一歩は様々な害によるリスクを網羅して一覧し頭にとめておくこと、とのことで、講義では、農を脅かす病害・虫害・気象災害・獣害などについて概観しました。
また、いのしし除け柵作りの講師、弘重さんからは、獣害の原因は、人間が知らずして餌付けしていること、なので対策は、駆除より餌付けをなくすこと。まずは野生動物の習性や実態を地域の皆で学び、動物をよせつけない畑づくりをし、柵をつくって、駆除する、という順番が大事だという、目からうろこのお話しでした。
実習では、弘重さんの講義をもとに、ワイヤーメッシュを使って、実際の柵をつくり、動物を寄せ付けない畑づくりをしました。腕力や難しい技がなくても誰でもできるシンプルな方法です。加えて、収穫物が増えたり地域コミュニティのむすびつきが強くなるという相乗効果も促されるとは、これが本来の智慧というものなのでしょう。全国でも成果があがっているそうです。
その実例も紹介していただきながら、いのししを寄せ付けない、増やさない地域づくりの真髄を、次回「まちなか教室」にてお話しいただきます。*9/20(金)まちなか教室 申込み受付中
また実践デイでは、森谷さんの誘いで、木や魚網などの自然素材でいのしし除けの柵を作ります。素材ちがいで様々なやり方で実験してみたいと思います。*9/28(土)畑で実践デイ 申込み受付中
今後も、講座と実習、アタマとカラダの繰り返しの中で、Re農地を探っていきます。
次回みかん畑教室は10月5日(土)、講義は「農を営むための法と組織」、数値で捉える農業-測定測量体験-です。ご参加、お待ちしています!

