【活動報告】石積み講座(基礎と実践)

【11/28(土)石積み講座】

“旅する石積み屋”の田代紘士さんを講師に迎え、石積みの基礎を学び、農地内の石積みの崩れた箇所を直しました。田代さんは、全国あちこちの石積み修復と新設をされてます。

今回学んだのは、コンクリートを使わず石だけで組み立てる「空石積み」というやり方です。最初に、崩れた石垣の石を丁寧にはがし、大きな石と隙間を埋める小さな石(ぐり石)に分別、その後、積む斜面の角度や底の地面を整え、石を積んでいく、と言うシンプルな作業です。シンプルなだけに、その積み方が難しい。

どの面を表に持ってくるか?角度は?長さは?と、石の形状を上手に組みあわせながら、適した石を、次に積む石のことまで考えながら置いていく。その隙間にぐり石をつめ、積み石が動かないようにする。「原則はあるけど正解はない」といった田代さんの言葉が印象的でした。

石を運び、置き、積むという作業を5時間。高さ90cm、幅3mの石垣が完成しました。なんともいえない達成感です。完成した時のこの気持ちを体験するとまたやりたくなってしまうんだろうな、そんな魅力を感じました。

小田原市片浦地区は、急峻な斜面に築かれた石垣が美しい地域で、当農地も石垣で形作られているといってもいいのですが、改めて、その技術と身体知をもっていた先人への多大な敬意を感じました。

今後も、講座と実習、アタマとカラダの繰り返しの中で、Re農地を探っていきます。

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#re農地講座

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