【活動報告】7月25日(土)RE農地オープンデー
雨天の中のオープンデーでした。
まずはRE農地ツアーで農地全体をご案内。耕作放棄された土地が人の手により果樹園、野菜畑、石積みや段々畑等々、元来の美しい姿に戻ってゆく過程を見ていただきました。
堆肥箱の脇にいたマムシをRE農地隊の一人、環境コンサルの方が捕獲しプチレクチャー。蛇の中でも、マムシとヤマカガシは危険なので外見を覚えて十分注意してくださいとのこと。マムシにかまれると命取りにもなるので、直に見れる良い機会となりました。農地に設置したカメラに映るいのししやノリスなど鳥獣を見ながらその影響についてもレクチャーしてもらいました。
講師の森谷さんからはプチ講座。「耕作放棄地が増える、農地が荒れるとは、部分の話ではなく社会の仕組み及び国土そのものの衰退だ」というお話でした。
このように、農作業や技術の習得だけでなく、農や自然の知見に触れ学びを深めるのもRE農地の特徴です。実習では、農作業の基本である手鎌の使い方を習い草刈りをしてもらいました。
今日のRE農地隊による農作業は、枝豆の収穫、ハーブの苗植え、畑の耕作、草刈り、階段のくい打ちでした。
ここ数年、耕作放棄地は増加の一途ですが、その一方で、移住したい、農的暮らしを志向する、就農を考えている、仕事以外に地域の役に立ちたいなど、実際に生き方、働き方をシフトチェンジする方も大きく増えてきたと感じます。Re農地が、そのようなソフトパワーが本流につながり奔流になっていくきっかけや受け皿になっていければと思います。